注文で家を建てるなら、"ハウスメーカー"と"工務店"どっち?
注文住宅を建てようと考えたとき、ハウスメーカーか工務店のどちらにするのか迷う方も多いと思います。
思い描く理想のマイホームになるかどうかは、依頼先によって大きく変わってきます。
せっかく注文住宅で建てるからには、後悔しない理想のマイホームに仕上げたいですよね。
「ハウスメーカー」と「工務店」それぞれの特徴や違いを知って、あなたと家族にぴったりのお家を建ててください。
ハウスメーカーと工務店の違いは?
そもそもハウスメーカーと工務店の違いをご存知でしょうか。
実は正式な定義はありません。主な違いは会社規模と施工エリアです。
ハウスメーカーとは、広範囲で独自ブランドを展開する住宅建設会社です。
全国展開しているため対応エリアが広く、デザインや仕様が規格化されているため品質が一定に保たれているのが特徴です。
一方工務店は、特定のエリアを対象とした地域密着型の会社が多く、工事に関わる職人の手配や管理まで、工事全体に責任を持っています。自由な間取りで思い描いたプランで建築できるのが特徴です。
ハウスメーカーか工務店か、よくある質問で徹底比較!
Q1.価格を抑えたいならどっち?
A.一般的に工務店の方が安い。
ハウスメーカーの場合、共通の仕様で全国的に住宅を建てているため、決まった規格の建築資材を大量生産でき原価コストを下げています。
しかし、住宅展示場の運営や広告宣伝費、人件費にかかる費用が建築費に組み込まれてきてしまうので割高になる傾向があります。同じスペックの家を建てるのであれば、工務店の方が安く建てることができます。
Q1.こだわりの家がゼロから作れるのは?
A.工務店に軍配が上がる。
ハウスメーカーでは、さまざまなプランが予め用意されています。その中から理想に近いものを選び、プランに変更点を加えていく形で家づくりを進めていきます。建材や設備など選択肢にないものを取り入れるのは難いでしょう。
一方工務店は、規格がないのでプランの自由度が高く、間取りも設備も建材も自由に選ぶことができます。また、地域密着の工務店は一人の担当者が最後まで担当するので、細かい要望も聞いてもらえます。理想のマイホームを建てたいなら、断然工務店と言えるでしょう。
Q1.早く家を建てたいなら?
A.ハウスメーカーの方が短く済む可能性が高い。
住宅の規模や工法、時期などにもよりますが、大手ハウスメーカーの平均工期は3~4ヶ月と言われています。建築資材などを工場で加工し現場で組み立てているため、建築現場での作業負担も少なく工期が短く済みます。
一方で工務店の場合、平均工期は4~5ヶ月と言われています。プランなどが規格化されていないため工期が長くなる傾向があります。
Q1.施工の精度が高いのは?
A.どちらとも言えない。
ハウスメーカーは上記でも述べたように、建築資材を工場で加工し現地で組み立てます。そのため品質は均一に保たれやすいと言えます。しかし実際の施工は工務店に任せるケースが多いので、施工を担当する工務店の技術により、最終的な仕上がりに差が出てしまう可能性もあります。
Q1.アフターメンテナンスの体制がいいのは?
A.ハウスメーカーの方が安心できる場合が多い。
ハウスメーカーは定期点検や無料修理期間などをきっちり制度化していることが多く、また会社規模も大きいため経営基盤も安定しており、倒産などによるアフターサービスを利用できなくなる心配も少ないでしょう。
一方工務店の場合、アフターメンテナンス体制も会社により異なります。しかし、困ったときに駆けつけてくれたり、不具合を見つけたときすぐ修理してくれたりする手厚い対応は地域密着型の工務店ならではと言えるでしょう。
最後に
いかがでしょうか。地域密着型の工務店の方がいいところもあれば、大手ハウスメーカーの方が安心できるという意見もあるでしょう。
しかし、せっかく注文住宅で建てるならとことんこだわった住宅を建てて欲しい。
工務店によって品質や対応なども違いがあるため、実績や評判、現場見学会などで選ぶことをおすすめします。